トムソン・ロイター&三浦法律事務所&ウエストロー・ジャパン共催セミナー
現在、ESG(環境・社会・ガバナンス)は企業にとって最も重要なテーマの1つといっても過言ではありません。投資家に加えて金融機関や消費者を含むあらゆるステークホルダーのESGへの関心の高まりを受け、工夫を凝らした取組を行っている企業も多く見られます。また、コーポレートガバナンス・コードの改訂、プラスチック資源循環促進法の施行など、ソフトロー・ハードローの両面からESG対応が求められており、業種や業界を問わずあらゆる企業がESGと無関係ではいられない状況にあります。
クライアントの皆様から、ESGに関し、「何についてどう取り組めばよいか?」、「どのように開示しなければならないのか?」、「取組内容をアピールする表示はどこまで行ってよいのか?」といった様々なご相談をお受けする中で、企業がひとたびESGに真剣に取り組もうとすると、複数の法分野に跨る多面的な検討が必要になることを日々実感しています。
本セミナーでは、「ESGのグランドデザイン」と銘打ち、基礎知識や具体的取組(特に役職員のダイバーシティに関する取組)から、投資家等への開示・消費者等への表示に至るまで、ESG対応の全体構想を描く際に必ず押さえるべき勘所を解説します。
プログラム (2022年6月1日水曜日 14:00-16:00)
14:00~14:05 ご挨拶
14:05~14:15 三浦法律事務所の特色とESG・SDGsプラクティスのご紹介 (松澤 香)
14:15~14:45 企業におけるESG対応の基礎と制度設計 (坂尾 佑平)
・ なぜ今ESGが重要なのか? ・ 企業のESGへの向き合い方
・ ESGに関する取組の具体的内容 ・ ESG指標連動の役員報酬
14:45~15:05 役員と従業員に求められるダイバーシティの進化 (松澤 香、越 直美)
・ 役員・従業員のダイバーシティの現状 ・ コーポレートガバナンス・コードにおけるダイバーシティの意義
・ 機関投資家の動向と議決権行使基準の変更 ・今後求められる対応とは
15:05~15:25 ESGの開示 (関本 正樹)
・ 情報開示に際してのESGの重要性とその背景 ・ ESGを踏まえた法定開示における視点
・ ESGを踏まえた任意開示における視点
15:25~15:45 ESG訴求と表示規制 (松田 知丈)
・ ESG訴求の処分事例、紛争事例から見る留意点 ・ ESG訴求を行う場合に確認すべき事項
・ ESG訴求に問題があった場合の対応
15:45~16:00 Q&A